
明治大学国際日本学部
宮本ゼミ10期生HP
オオハシ マヒロ
の旅行記
◆8月30日(金) 1目目
絶望的な金欠を理由に私と矢松さんが選んだ大阪までの交通手段は夜行バスです。夜行バスに揺られること7時間、集合時間よりも早く大阪に到着した私たちは時間を潰そうとネットカフェに行きました。私にとって人生初の「ネカフェ」!!めちゃめちゃテンションが上がりました(笑)。しかし、長時間バス移動の疲れは大量の漫画や雑誌を堪能したいという私の欲を一瞬で奪い去り、いつの間にか眠り、時間は過ぎ、少し慌ててみんなとの集合場所に向かうことに、、、。ギリギリ集合時間に間に合った私たちはそりゃあもう安心しましたよ。だって、約2名の到着が大幅に遅れるという衝撃的ニュースを耳にしたから!!色々ありましたが、無事に全員揃って10期初ゼミ旅行スタートです(笑)。
まず向かったのは「THEドラえもん展」。テーマは同じ「ドラえもん」なのに、現在活躍されているアーティストの方々が表現するドラえもんはそれぞれ全く異なり、でもどの作品にも共通のドラえもんへの愛や感謝が感じられました。私が最も魅力を感じた作品は山口晃さんの「ノーアイテムデ―」です。

のび太がドラえもんに「僕はいつ死ぬのか」と聞き、それに対してドラえもんは未来から来たロボットで未来を知っているかもしれないし、未来を見させてあげるアイテムだってきっと持っているかもしれないけど、のび太がいつ死ぬかなんて伝えずに、何かを誓ったかのように2人で肩を組む後ろ姿、そこはもう二人だけの世界、、、。そのシーンに何故か心を打たれてしまいました。言葉では表しきれない、ジーンとくるものがありますよね(笑)。ドラえもんはのび太にとっても、ドラえもんを見てきた大人にとっても、今見ている子供にとっても、夢を与える心強いパートナーだなあと改めて今回感じました。
そして、次に向かったのが海遊館です。私はとにかくジンベイザメに会えるのを楽しみにしていました。サメって怖くて凶暴、はたまた、シャープでカッコいいイメージがありますが、ジンベイザメは果たして本当にサメなのかと疑うくらい、優雅にプカーっと泳いでいて、優しそうですよね。そう、せっかくサメだし、せっかく大きい体を持っているのだから、もう暴れ狂って他の魚たちを混乱させ、海の絶対的王者に君臨すればいいのに、あの落ち着きよう。結局最後に優しさが勝つんですよ、力とかじゃなく(?)。そんなことを思わせてくれるからジンベイザメは推せます。

その後は新世界でフィールドワークをしました。大阪に来たらやっぱり串カツやろ!!と言わんばかりの串カツ屋の量。私は女子の何人かと大阪では有名な「だるま」さんで串カツをいただきました。とても美味しい串カツだったのでわんこそばのように自分のお腹が許す限り食べてみたかったのですが、私のお財布はそんなこと許しません。ここでも私は金欠問題に苦しめられました。悔し過ぎました。その後、初めて通天閣を上りました。展望台のある階まで行く途中のエレベーター内が少し趣向を凝らしていて、本当に新世界に行く感覚に陥りました。そして、予想以上に大阪の夜景が綺麗で驚きました。でも、近くに通天閣よりもはるかに高いそして新しいあべのハルカスがあり、少し見下されている感じもしました。む、昔ながらが一番いいと私は思います!1日目はこんな感じで終了しました。

◆ 8月31日(土) 2日目
2日目はまず京都国際マンガミュージアムに行きました。ここは様々なジャンルの漫画を読む事ができる一見漫画喫茶のような施設ですが、漫画がどのように作られているか、どんな歴史があるのか、漫画に関する情報を収集する事ができ、その点が漫画喫茶とは違い、漫画ミュージアムの特徴です。そして、スタッフの方に貴重なお話を伺い、なんと特別に地下の資料室にも案内していただきました。本当にありがとうございました。そこには昔の漫画雑誌が本棚の端から端まで並べられていて、私が館内の職員だったら仕事放棄して読み漁ってしまいそうです(笑)。そして「竹宮恵子カレイドスコープ展」ではタッチが柔らかく、鮮やかな色彩で描かれた竹宮さんの絵がすごく魅力的で、なんといってもジルベール様の美しさ!!!綺麗な顔立ちに、触れたら一瞬で消えてしまいそうな儚いオーラ、たった数時間でジルベール様の虜になってしまいました、このツーショットが無料だなんて!!

次に向かったのは太秦映画村です。ここは昔の街並みが忠実に再現されていて、時代劇の撮影が実際に行われている場所です。家族連れのお客さんの中には、子供が忍者のコスプレをして施設内を走り回っていて、単純に羨ましくなりました(笑)。そして、子供がこの施設を楽しめるもう一つのスポット、スーパー戦隊と仮面ライダーのギャラリースペースがあり、歴代のヒーローが勢ぞろいしているのです。私は子供の頃、兄の影響でもなんでもなくなぜか自分の意思で「仮面ライダー電王」を見ていました。俳優の佐藤健が出演していた作品です。そのため、佐藤健がドラマや映画に出演して話題になる度、「私は彼の原点を知っているのよ」と鼻が高くなります。
次は京都国立近代美術館「ドレスコード?着る人たちのゲーム展」に行きました。私は初めてファッション系の展覧会に行ったので、ハイブランドの洋服がこんなにもただならぬ緊張感を作り出している事に驚きました。一度でいいから着てみたい、でも絶対着る機会なんてない、おしゃれなデザインの洋服が多く展示されていました。結局自分の身丈に会うファッションが一番いいと思っているのですが、たまにいつもとは違う系のファッションをしてみたくなる時があります。ファッションで気分も変わってくると思いますし、、、。小さな夢なのですが、いつかリゾート地に行く時、真っ白いワンピースを着たいんです!(笑)もう純粋無垢の王道白ワンピで砂浜を歩きたい!このゼミ旅行の前にセブ島に行ったので、やってやろうと割と本気で意気込んでいたのですが、勇気が出ず、結局紫のワンピースにしました(笑)。せめて乃木坂のような上品カラーで攻めて行こうと。(ファッションはやはりゲームなのですね。)

